京王車の紹介

このコーナーは新宿線に乗り入れてくる京王電鉄の6000系、及び9000系を紹介しています。
廃車になったものも含めて、あくまでも乗り入れ可能な編成だけを扱っていますので、あらかじめご了承ください。

6000系30番台車

◇6731F〜6733F◇(全て廃車済み)
6733F@笹塚

1973年に登場したグループで、京王線初の回生ブレーキ付き車両として、当初は6707〜09Fを名乗っていました。
初期の6000系はクハの分散形クーラーが特徴であり、当初は6701〜06F同様6連であったものの翌74年に8連化され、その後新宿線乗入れにあたり、78〜79年にかけて編成の6M2T化とATC取り付けなどの乗入れ改造が行われ、この番号となりました。
6000系8連としては最古参のグループであり、2001年度には6731Fが廃車。続いて2002年10月に6732F、さらに2003年10月には6733Fが廃車となっており、現在このグループは完全に消滅しています。

なお、クハ6733形とクハ6783形は京王線最後の分散形冷房車であり、5000系時代には多彩だった京王線のクーラーも、ようやく集中型に統一されたことになります。

◇6734F〜6735F◇(全て廃車済み)
6734F@笹塚6735F@京王永山

1977年製。元々地上用であった6714F・6715Fを、乗り入れ改造を受け現在の番号になりました。
外観上の特徴は先頭車も集中形クーラーとなり、また、乗務員ドア下部に取っ手が追加されています。
その他MGのブラシレス化などの小改良も行われています。

その後10両化のために、6734Fと後述する6434Fが、6735Fと6435Fがそれぞれ半固定編成化されましたが、いずれも9000系30番台増備に伴い2008年7月で廃車となりました。

◇6736F〜6738F◇(全て廃車済み)
6736F@八幡山

1978年製で、6734F〜6735Fと同じくこのグループも当初は地上車として登場しました。当初の番号は6716F・6717F・6718F。
乗入れ開始間近に製造されたこともあり、中間車は全車電動車として製造されました。

その後2007年9月から乗り入れ車は原則10両編成となり、他の編成が軒並み半固定10両化されたのに対し、このグループは8両編成のまま地上用として使用されましたが、6737Fは2007年2月に、6738Fは2008年2月に、6736Fは2008年3月にそれぞれ廃車となっています。

6737F@東大島 6738F@東大島
◇6739F◇(廃車済み)
6739F@調布

この編成は両端のクハと中間のデハ6189のみ、前述の36F〜38Fと同じ1978年製。残りの5両は後述の40・41編成と同期の1979年製という、2種混合の編成となっています。
これは6731F〜6738Fを乗入れ車に改造するにあたり、ATCを搭載するクハと、電装改造するサハ6550形のみが入場することで、残りの5両が遊んでしまうのを防ぐためのものでした。
1979年8月までにクハ6719・クハ6769・サハ6569として順次改造中の各編成に組み込まれ、自らも中間車増備の際に6739・6789・6189として乗入れ改造されました。ちなみに、中間増備車5両は当初から30番台として登場していました。

なお、2007年9月以降は乗り入れ運用に入らず、専ら地上用として使われていましたが、2008年3月に廃車されました。

◇6740F〜6741F◇
6740F@笹塚6741F@船堀

デビューは1979年。当初から乗入れ仕様で登場し、これらの編成によって80年3月の新宿線乗入れに必要な本数が出揃いました。
基本的には6734Fと同一仕様ではありますが、クハ6740形とクハ6790形は製造時から前面番号が反転している異端車でした。
しかし、現書体のプレートに交換された際に他編成と同じに揃えられました。

2007年6月からは、6740Fが6432Fと、6741Fが6440Fと、それぞれ半固定編成化された10両編成として乗り入れてきています。

◇6742F◇
6742F@船堀

相模原線の南大沢延伸を間近に控えた1987年に落成。既に7000系が増備されて久しい時期の製造であったこともあり、7000系並に改善された点も多い編成です。
具体的には側面ドアの取っ手が増設されたり、パンタ車のヒューズボックスの形状変更、コンプレッサーの低騒音化などがそうです。
しかしながら、既に6000系2両編成タイプで実施されていた、乗務員室背後の客室蛍光灯増設は見送られています。

なお、2007年6月からは6438Fと半固定編成化されました。

◇6743F◇(廃車済み)
6743F@東大島

橋本延長に伴い、相模原線増強用として1988年に落成。ようやくこの編成から先頭車乗務員室背後の蛍光灯が増設され、車内がぐっと明るくなりました。
その他は6742Fとほぼ同一で、K.T.Rの社名プレートで落成した最後の6000系でもあります。

その後、運行番号表示が6749F同様のLEDに交換されたほか、2006年9月には6433Fと組んで半固定編成化されましたが、9000系30番台増備に伴い2008年4月に廃車されました。

◇6744F◇
6744F@船堀

橋本開業に伴う増備車で、1990年に新製されました。
基本的には6742Fと6743Fと同一ですが、この編成は最初から現在のKEIOマーク付きで落成し、なおかつ4扉・8両で新製された最後の6000系です。
現在では運行番号表示がLEDに、種別・行先字幕が英字入りに、パンタグラフがシングルアームに交換されているほか、2006年9月には6436Fと半固定編成化された10両編成として活躍中です。

◇6746F◇(廃車済み)
6746F@八幡山

6736F誕生後の1981年に2代目6716Fとして製造されました。
元々は地上専用車でしたが、2003年10月に初期の乗り入れ編成であった6733Fが廃車になったため、その不足分を補う必要から2003年12月に乗り入れ改造を行い、現在の番号となりました。

しかし、乗り入れ改造が行われてから一度も全検を通さないまま、2007年3月に廃車となりました。

◇6748F◇(廃車済み)
6748F@船堀

6746F同様、地上車6718F(2代目)からの転用改造車で、2002年12月に6732F廃車に伴う代替用として改造されました。
2005年3月に6744F同様の改造を行い、さらに2006年9月には6439Fと半固定編成化された10両編成となりましたが、9000系30番台増備に伴い2008年8月に廃車されました。

◇6749F◇
6749F@東大島

こちらも前述の6748Fと6746F同様、地上用6719F(2代目)からの改造車で、2001年1月に6731F廃車に伴う代替用として乗り入れ改造されました。
現在は6437Fと半固定編成化され、それと同時に6744F同様の改造が施されています。

なお、6744Fが新造された後に、今回6749Fと番号が飛んでいるのは、種車の番号末尾を踏襲したものと思われます。

◇6431F〜6435F◇(一部廃車)
6431F@船堀6433F@東大島6434F@笹塚

京王初の10連運転は都営直通列車から実施されることとなり、1980年に増結用2連が5本製造されました。
編成内容はデハ6400(6430番台)形+クハ6750形(6880番台)の1M1Tで、デハには1C4M仕様の専用小型制御器が採用され、単Mでの回生制動が可能となっています。
コンプレッサーも小形のC1000形で、井の頭線の3000系から捻出されたものですが、それでもデハにATCを搭載するスペースがないため、地下乗入れ運用では先頭に出さないことを前提にATC無しとなっています。
この5本は地上線の増結運用に使用しないため、営業で先頭に出ることのないデハは現在でもスカート取り付けを省略しています。
内装では乗務員室背後の客室蛍光灯が増設されていますが、以前からこの部分は暗くて乗客に不評であったため、ある意味この処置は当然と言えるでしょう。

その後は10両編成化のために8連口と組んで終日走るようになり、現在は6432Fが6740Fと組んで半固定編成化されています。

なお、2008年8月11日現在で廃車となっているのは6431F(2007年3月)、6433F(2008年4月)、6434F(2008年3月)、6435F(2008年3月)となっており、いよいよ末期的な状況になってきました。

◇6436F◇
6436F@笹塚

1983年に登場し、基本的には6431F〜6435Fと同様ですが、この編成と後述の6437Fは地上用増結編成と兼用できる仕様となっているため、デハにもスカートが取り付けられています。

なお、2006年9月から6744Fと半固定編成化されています。

◇6437F◇
6437F@笹塚

6743Fと同時期の1988年に製造されたため、仕様もほぼ同一です。
この編成は当初から乗り入れ仕様で製造されましたが、6436Fとともに地上増結車との兼用予備仕様となっており、両先頭車にスカートと自動連解装置が付けられています。

なお、2006年9月から6749Fと半固定編成化されています。

◇6438F◇
6438F@調布〜京王多摩川

こちらも1988年製で6743Fや6437Fと同期。
仕様もほぼ同一ですが、ルーツは全く異なり地上専用車の6420Fとして登場しました。
同編成は8000系増備などで優等車運用が減り、地上用増結編成が余剰気味になってしまったため、1993年に乗り入れ仕様へ改造したものです。
この編成は地上時代から、両先頭車に自動連解装置が付けられていた異端車でした。

なお、2007年6月から6742Fと半固定編成化されています。

◇6439F〜6440F◇(一部廃車)
6439F@調布〜京王多摩川

いずれも地上用からの改造車で、6439Fが旧6419F、6440Fが旧6418Fでいずれも1986年製です。
前述の6437F・6438Fより番号は後ですが、製造年はこちらの方が古く、またこの時期の地上線8連口は7000系が続々と投入されており、6000系はラッシュ時優等列車の10両化のために増備されているに過ぎませんでした。
現在は種別・行先字幕が英字入りに、パンタグラフがシングルアームに交換されています。

なお、6439Fは2006年9月から6748Fと、6440Fは2007年6月から6741Fと、それぞれ半固定編成化されていますが、6748F廃車に伴い6439Fも2008年8月に廃車されました。

6000系の走行音(音量にご注意下さい
6744F(録音区間・船堀〜東大島/収録車両・6244形)[22kHz64kbpsステレオMP3形式1,124KB]

9000系30番台車

◇9731F〜9732F◇
9731F@大島9732F@船堀

2001年1月に登場した8連口の9000系と区別する意味で、6000系同様に30番台を名乗る乗り入れ対応編成が登場しました。
5M5Tの10両固定編成であり、2006年1月に9731Fが、同年2月に9732Fが落成し、2006年3月15日から営業運転を開始すると同時に都営新宿線への直通運転も開始されました。

外観上では、8000系で試験採用されてきたシングルアーム式パンタグラフが採用されているほか、車体前面・側面の種別表示は京王初のフルカラーLEDを採用しているのが大きな特徴です。
車内は京王初のドアチャイムと案内用車内LED(千鳥配置)を装備しており、新宿線内でも次駅停車表示が可能で、同線内走行時には次停車駅のドアの開く方向も到着前に表示するようになっていますが、自動放送装置は設置されていません。
車体側面の窓ガラスは、形状は0番台と同じでありながらも、新たにUVカットグリーンガラスを採用し、その分巻き上げ式カーテンを廃止しています。

◇9733F〜9735F◇
9733F@京王多摩川

前述の9731F〜9732Fに引き続き、2006年度分の計画通り10連3本が増備されたもので、いずれも同一仕様となっています。

9734F@船堀 9735F@笹塚
◇9736F〜9738F◇
9738F@代田橋〜明大前側面のLED式種別・行先表示器車内の液晶ディスプレイ

2007年度も10両編成3本30両が増備されましたが、仕様が一部変更されました。
具体的には

  • 側面のLED式種別・行先表示器の拡大化と交互表示が可能
  • 扉上の車内旅客案内装置…LED式→ワイド画面の液晶ディスプレイ
  • スタンションポールの形状…直線→弓形
  • 車内放送用のマイク形状が10-300系と同様のものへ変更

と、なっています。

◇9739F〜9744F◇
9742F@若葉台

このグループは2008年度増備分ですが、これまでの年度末に搬入というパターンから一転して年度の始めから投入され、仕様については2007年度分と同様となっています。
2008年8月11日現在において6本中4本が搬入、運用に入っており、残りの2本も近々お目見えすることになります。(写真は9742F。若葉台駅にて)

9000系の走行音(音量にご注意下さい
9732F(録音区間・京王堀之内〜南大沢/収録車両・9232形)[22kHz64kbpsステレオMP3形式1,130KB]